基本情報

写真a

佐野 和子

Kazuko Sano


職名

助教

学系

データサイエンス学系

関連SDGs


プロフィール

大学院での専門分野である教育社会学に加え、家族、ジェンダー、社会階層、災害、そして福祉制度など、幅広い社会学の領域で研究を行っています。そのなかでも、近年は、2つの大きなテーマに取り組んでいます。1つ目は「教育歴と職業キャリア」に関するものです。個々の人々の教育経歴が彼らの職業キャリアに及ぼす影響について深く探求しています。
2つ目のテーマは、「職業構造の二極化説の検討」です。今世紀に入り、2021年から現在に至るまで、私は職業構造がますます二極化しているという仮説に焦点を当て、理論的検証から計量分析までを行っています。
また、JGSS(日本版総合社会調査)に代表される、全国的社会調査の企画と実施からデータ整備までのプロセスにも関わっています。

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • ジェンダー

  • 女性のキャリア

  • 教育システム

  • 教育歴

  • 福祉レジーム

全件表示 >>

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 京都大学  教育学部

    大学,2016年03月,卒業,

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 京都大学  大学院教育学研究科  博士後期課程

    博士課程,2021年03月,修了,日本国

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(教育学),人文・社会 / 教育学,京都大学,課程,2021年03月

学内職歴 【 表示 / 非表示

  • 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター,助教,2024年04月 ~ 継続中

  • 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター,客員研究員,2023年04月 ~ 2024年03月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 近畿大学 総合社会学部,非常勤講師,2024年04月 ~ 継続中

  • 同志社大学 研究開発推進機構,特別研究員,2023年10月 ~ 2024年03月

  • 同志社大学 社会学部,非常勤講師,2023年10月 ~ 2024年03月

  • 大阪商業大学 公共学科,非常勤講師,2023年04月 ~ 2024年09月

  • 大阪大学 日本語日本文化研究センター,非常勤講師,2021年10月 ~ 2024年03月

全件表示 >>

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • 関西社会学会,

  • 日本社会学会,

  • 日本教育社会学会,

  • 日本教育学会,

  • 日本家族社会学会,

全件表示 >>

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 社会学

  • 人文・社会 / 教育社会学

  • 社会学、教育社会学

取得資格 【 表示 / 非表示

  • 社会調査士

  • 実用英語検定(1・準1・2級)

  • 専門社会調査士

  • 中学校教諭1種免許

  • 高等学校教諭1種免許

 

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 職業変動の多様性: 先進諸国の制度的優位性が職業構造の変化に及ぼす影響に関する研究 ,2025年04月 ~ 継続中

    労働市場制度、福祉レジーム,個人研究,補助金

    科研費若手研究

  • 持続可能で包摂性のある社会の実現と女性の就業支援策への課題,2024年04月 ~ 継続中

    SDGs、職業訓練、女性の就業,個人研究,学術研究支援事業

  • 東本願寺『第8回教勢調査』,2023年04月 ~ 継続中

    宗教、仏教、住職、門徒,国内共同研究,委託研究

  • 21世紀の職業変動がジェンダーと階層形成に及ぼす影響:新職業階層分類による分析,2023年04月 ~ 継続中

    職業分類、職業階層、ジェンダー、Daniel Oesch,補助金

  • 非正規雇用の内部分化と労働市場の不平等に関する計量社会学的研究 ,2021年04月 ~ 2023年03月

    職業階層、ジェンダー、,個人研究,補助金

    科研費、研究活動スタート支援からスタートし、補助期間後も研究課題として継続中

全件表示 >>

論文 【 表示 / 非表示

  • 職業構造の『二極化仮説』の検討,社会学評論 Shakaigaku Hyoron,75巻 2号 (頁 116 ~ 131) ,2024年10月,SANO Kazuko

    研究論文(学術雑誌),単著

  • 有配偶女性の中高年期のキャリアステージと教育歴―SSM調査からみた1990年代後半以降の持続と変化ー,ソシオロジ,69巻 2号 (頁 3 ~ 21) ,2024年10月,佐野和子

    研究論文(学術雑誌),単著

  • 外部労働市場発達社会における博士学位取得者の 民間企業での就業メカニズム ー米国・シリコンバレー地域の事例よりー,『評論・社会科学』150号 (頁 19 ~ 47) ,2024年09月,藤本昌代, 東秀忠, 佐野和子, 野原博淳

    研究論文(学術雑誌),単著

    担当区分:責任著者  

  • 【研究ノート】「就業構造基本調査」を用いた職業構造の変化に関する分析:研究手法の検討,評論・社会科学147号 ,2023年12月,佐野和子

    ,単著

  • 女性の就業拡大と職業階層分類 ーJGSS 累積データを用いた Oesch 階級スキーマの有用性の検討―,日本版総合的社会調査共同研究拠点 研究論文集,21巻 (頁 15 ~ 32) ,2023年03月,佐野和子

    ,単著

全件表示 >>

総説・解説記事(速報、書評、報告書、記事他) 【 表示 / 非表示

  • 持続可能で包摂性のある社会の実現と女性の就業支援策への課題: ポスト子育て期の女性の就業規定要因からの知見,滋賀大学環境総合研究センター研究年報,2025年,佐野和子

    速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要),単著

講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター2024年度二次分析研究会成果報告会「社会調査データの合併による二次分析研究の刷新」 ,国内会議,2025年03月,有配偶女性の階層帰属意識の分化:正規・非正規雇用における形成メカニズムの比較検討,口頭発表(一般)

  • 日本社会学会 第97会大会,,2024年11月,2024年11月09日,上層ミドルクラスの内部分化とジェンダー,口頭発表(一般)

  • LIVES International Conference, Geneva,国際会議,2024年11月,2024年11月05日,Changing Occupational Structure in 21st-Century Japan: The Expansion of Middle-Skill Jobs and Its Background,口頭発表(一般)

  • Society for Advancement of Socio-Economics(SASE) 36th Annual Conference ,,2024年06月,Occupational Upgrading and its Consequences in Japan: 2007-17,口頭発表(一般)

  • 日本人口学会 第76回大会,,2024年06月,2024年06月09日,日本の教育システムと女性のキャリア―ポスト子育て期の有配偶女性の就業パターンからの知見―,口頭発表(一般)

全件表示 >>

その他研究活動 【 表示 / 非表示

  • 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 客員研究員,2023年04月 ~ 2024年03月

    フィールドワーク

  • 大阪商業大学JGSS研究センター嘱託研究員,2023年04月 ~ 2023年03月

    フィールドワーク

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 職業変動の多様性: 先進諸国の制度的優位性が職業構造の変化に及ぼす影響に関する研究,若手研究,その他,その他,2025年04月 ~ 2028年03月,日本学術振興会

  • 21世紀の職業変動がジェンダーと階層形成に及ぼす影響:新職業階層分類による分析,特別研究員奨励費,その他,その他,2023年04月 ~ 2026年03月,日本学術振興会

  • 真宗大谷派『第8回教勢調査』,受託事業,一般受託研究,国内共同研究,2023年04月 ~ 2024年03月,真宗大谷派東本願寺企画調整局

  • 非正規雇用の内部分化と労働市場の不平等に関する計量社会学的研究,研究活動スタート支援,その他,その他,2021年08月 ~ 2023年03月,日本学術振興会

    本研究は、1990 年代後半以降の日本社会に広く定着した社会的格差の象徴としての非正規雇用拡大実態を、非正規雇用者の内部の分化を表す指標である<不本意非正規就労>、ならびに<職種>を活用し、どの職に就く、誰が、どのような困難に直面しているのかについて、実証的知見を示すことである。
    この目的のもと、2つの段階による分析課題を設定した。第1は、「就業構造基本調査」2007年、2017年の個別データを用いて、非正規雇用がどのような職種に分布し、その状況が10年間でどのように変化したのかを分析すること。第2は、その全体的な変化の内訳を、JGSS-2021の新規設問である、<非正規雇用に就いた理由>に関する変数を用いて明らかにすることである。
    初年度にあたる令和3年度は、第1の課題に取り組んだ。具体的には、「就業構造基本調査」に含まれる職業小コードを賃金レベルによってランクづけるための分析を行った。この目的は、教育歴、仕事満足度との相関が高く、職業のレベルを最も代表的に表すとされている収入レベルによって、各職業の特性を計量的に捉え、これ以降の分析の基礎となる指標とするためである。「就業構造基本調査」の職業小コードの利用、ならびに2017年の個票データの利用はオンサイト利用に限定されるため、所属研究機関の協力を得て、オンサイト施設にてこの課題に取り組んだ。その成果の一部は、令和3年11月の日本社会学会、ならびに令和4年3月のJGSS研究センター研究発表会2021において発表した。また令和4年2月に査読付き学術雑誌に論文を投稿し、現在、審査結果を得て、修正稿を執筆中である。

  • 東アジアにおける健康と社会の持続可能性に関する総合的研究,基盤研究(A),国際共同研究,2020年04月 ~ 2023年03月,日本学術振興会

    2021年1~3月に収集したJGSS-2021Health Module(JGSS-2021H)データを作成し、分析を開始。COVID-19を含む健康への意識と行動の1年後の変化をとらえるために、JGSS-2022Hを2022年1~2月に実施。新たな公募により一部の設問は差し替えた。JGSS-2021Hと同様に、留置B票に東アジア社会調査2021(EASS 2021)の健康モジュールを、留置A票にEuropean Social Survey(ESS)と比較可能な設問を組み込み、留置法で実施。後者は2021年度「特色ある共同研究拠点の整備の推進事業機能強化支援」の助成を受けた。A票1,575票とB票1,590票が回収され、回収率は58%の見込み。
    【JGSS-2021Hデータ作成】6-8月:JGSS-2021Hデータを読み込み、クリーニング開始。9-12月:International Sociological Association RC33 Logic and Methodologyのオンライン会議でEASSデータ統合での留意点を報告。JGSS-2021Hデータクリーニング・職業産業コーディング。社会学会の5つの部会で分析報告。12月:JGSS-2021H特別利用データを研究メンバーに配布。『学術の動向』に論文を寄稿・公表。3月:JGSS研究発表会で分析報告。日本学術振興会「人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進事業」の一環として構築したJGSSデータダウンロードシステムをとおしてJGSS-2021H特別利用データの追加配布。
    【JGSS-2022H調査準備と実施】8-9月:JGSS-2022Hの研究課題を公募。JGSSウェブサイトのほか、日本社会学会など諸学会のウェブサイト・会員メールで発信。テーマは① ESS設問に係る研究課題、②JGSS過去設問の復活や新規設問。9月:JGSS運営委員会で審議し、採択課題決定。10-11月:JGSS-2022Hの調査票確定。12月:全国400地点を抽出。調査票、自治体への閲覧依頼文、抽出要領、対象者への事前挨拶状と調査概要のパンフレットを作成。20~89歳男女個人6,000人を抽出。調査資料の確定・印刷。1-2月:留置法で実施。3月:調査結果を順次入力。

全件表示 >>

共同研究希望テーマ 【 表示 / 非表示

  • 男女共同参画、教育問題全般、労働市場全般、,教育、労働、ジェンダー、貧困、家族,産学連携、民間を含む他機関等との共同研究等を希望する,技術相談,受託研究,共同研究,その他

中期目標・中期計画の達成に向けた取組・成果(研究活動) 【 表示 / 非表示

  • 2024年度,1. 個人研究:これまで取り組んできた女性のキャリア形成の研究トピックを、SDGsの観点から発展させる。今年度、環境総合研究所のプロジェクト研究として研究の枠組みを固めたので、中期的な研究目標として取り組みたい。 また、職業構造の変化に関する研究テーマを、国際比較の領域へと発展させる。2025年スタートの科研費若手研究の助成を得ることができたので、中期的な研究目標に設定する。
    2. 共同研究、受託研究:センター経由の受託研究と共同研究の参加機会を拡大する。2025年度には既にいくつかの案件への参加が決まっており、諸先生方から学びながら具体的成果に貢献する。

 

担当授業科目(学外) 【 表示 / 非表示

  • 社会調査実習A, B,近畿大学,学部専門科目,2025年04月 ~ 継続中

  • 社会統計学B,近畿大学,2024年10月 ~ 2025年03月

  • 量的解析法,近畿大学,2024年04月 ~ 2024年09月

  • 基礎演習ⅡF,同志社大学,2023年10月 ~ 2024年03月

  • 日本近現代文化学研究(社会学),大阪大学,2023年04月 ~ 2024年03月

全件表示 >>

 
 

学術貢献活動 【 表示 / 非表示

  • Society for the Advancement of Socio-Economics (SASE) 第30回年次大会の "Explaining Gender Inequalities in Labour Markets" セッションのチェア(司会進行)

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    2022年07月

  • Society for the Advancement of Socio-Economics (SASE), 第30回年次大会, “Labour and Immigration”セッションのChair(司会進行)

    役割:パネル司会・セッションチェア等

    2018年06月