基本情報

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野瀬 昌彦

NOSE Masahiko


職名

教授

学系

経済学系

生年

1971年

メールアドレス

メールアドレス

プロフィール

[研究活動]卒業論文ではハンガリー語を,修士論文ではハンガリー語,ボグル語とオスチャーク語(いわゆるウラル語族という語族の中の,特にウゴル語系言語と呼ばれるグループ)を取り上げ,動詞の構文について他動性の点から分析しました.博士論文では,2年のハンガリー留学と1年のフィンランド留学を経て,ハンガリー語の受動構文の機能的分析を行いました.博士取得後,研究の関心を変更し,フィン=ウゴル語を中心に,格,特に文法関係に関与しない場所格や副詞格の用法について研究を継続しています. ハンガリー語やフィンランド語の方の研究に加えて,パプアニューギニアでの現地調査を中心に,ニューギニア系とオーストロネシア系言語の勉強と研究(格,前置詞,後置詞,及び文法記述)をしています.2006年から継続してパプアニューギニアでのフィールドワークを実施しています.2010年から,時間表現(テンス,副詞的な時間表現,時間を表す格・前置詞,後置詞(場所格・時間格))のデータをいろいろな言語データを収集し,データベースを構築しています. [教育活動]2000年から高専での英語教育をはじめ,2004年には桜美林大学にて現代GPのプロジェクトでEラーニング(授業収録し,ネット配信)の実務をしました.2008年から麗澤大学外国語学部にて,TOEIC対策の英語,英語のリーディング(初級,中級),さらにはコンピュータリテラシーを担当しました.とりわけ,CALL教室を使用する語学教育に力を入れてきました.同時に,Moodle, NetAcademy2等,PC/ネットを利用した授業,英語学習について従事しました.他,大学1年次の基礎ゼミナール,高校訪問,社会人対象のハンガリー語教育の経験があります.

研究シーズ

パプアニューギニアの言語の文法記述と社会言語学的研究/時間表現及びテンス・アスペクトに関する対照研究

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • フィン=ウゴル語

  • 南太平洋の言語

  • 対照言語学

  • 言語記述

  • 言語類型論

出身大学 【 表示 / 非表示

  • 東北大学  文学部  日本語学科

    大学,1994年03月,卒業,日本国

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 東北大学  文学研究科  日本語学専攻

    博士課程,2003年03月,その他,日本国

  • 関西外国語大学  外国語学研究科  言語文化専攻

    博士課程,1996年03月,その他,日本国

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 博士(文学),人文・社会 / 言語学,東北大学,課程,2003年03月, ハンガリー語の受動構文に関する研究 —受動の意味解釈と動詞の他動性に関連して

  • 修士(言語文化),人文・社会 / 言語学,関西外国語大学,課程,1996年03月, ウゴル語における動詞形態論について:受動形態素と膠着的語形成

学内職歴 【 表示 / 非表示

  • 滋賀大学 経済学部,教授,2019年08月 ~ 継続中

  • 滋賀大学 経済学部,准教授,2012年04月 ~ 2019年07月

学外略歴 【 表示 / 非表示

  • 滋賀県立大学 全学教養,非常勤講師,2020年04月 ~ 継続中

  • 麗澤大学外国語学部・助教 その他の部署,助教,2008年04月 ~ 2012年03月

  • オーストラリア,ラトローブ大学言語類型論研究センター・客員研究員 その他の部署,研究員,2006年09月 ~ 2006年12月

  • ドイツ,マックスプランク進化人類学研究所・客員研究員 その他の部署,研究員,2005年09月 ~ 2006年05月

  • 日本学術振興会・特別研究員PD(東北大学高等教育開発推進センター) その他の部署,研究員,2005年04月 ~ 2008年03月

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  • Association for Linguistic Typology,

  • 社会言語科学会,

  • 日本言語学会,

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 人文・社会 / 言語学

  • 人文・社会 / 外国語教育

 

研究経歴 【 表示 / 非表示

  • 文法における時間表現の諸相,1900年

  • 格,前置詞・後置詞の言語類型論的研究,1900年

  • パプアニューギニア・マダン州の言語の記述,1900年

  • フィン=ウゴル語の場所格及び副詞格の用法,1900年

論文 【 表示 / 非表示

  • Negation during communication in Amele: A morphological analysis,Journal of Asian Pacific Communication32-1号 (頁 25 ~ 51) ,2022年08月,Nose, Masahiko

    研究論文(学術雑誌),単著

    担当区分:筆頭著者  

  • The Effects of Habitual Grammatical Past : A Contrastive Study,彦根論叢(滋賀大学経済学部紀要)437号 (頁 34 ~ 45) ,2023年10月,Nose, Masahiko

    研究論文(大学,研究機関等紀要),単著

    担当区分:筆頭著者, 最終著者, 責任著者  

  • アメレ語のメタファー,彦根論叢(滋賀大学経済学部紀要)433号 (頁 22 ~ 31) ,2022年10月,野瀬昌彦

    研究論文(大学,研究機関等紀要),単著

    担当区分:筆頭著者  

  • Vocatives in Amele, Papua New Guinea,彦根論叢(滋賀大学経済学部紀要)429号 (頁 34 ~ 41) ,2021年10月,Nose, Masahiko

    研究論文(大学,研究機関等紀要),単著

    担当区分:筆頭著者  

  • パプアニューギニアのマダン州のニューギニア系言語の過去形に関する機能的認知的考察,東北大学言語学論集(後藤斉教授退職記念号)29号 (頁 107 ~ 117) ,2021年03月,野瀬昌彦

    研究論文(大学,研究機関等紀要),単著

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著書 【 表示 / 非表示

  • Indigenous Language Acquisition, Maintenance, and Loss and Current Language Policies,IGI Global,2020年03月,Toru Okamura and Masumi Kai

    学術書,Persons and Address Terms in Melanesia: A Contrastive Study,分担執筆

  • Contrastive Studies in Morphology and Syntax: Morphological and Syntactic Perspectives,Bloomsbury Academic,2020年01月, Michalis Georgiafentis,Giannoula Giannoulopoulou,Maria Koliopoulou,Angeliki Tsokoglou

    学術書, Past tense usages in tense-rich and tenseless languages: a contrastive study,分担執筆

  • 世界の名前,岩波書店,2016年03月,野瀬昌彦

    一般書・啓蒙書,分担執筆

  • 認知類型論,くろしお出版,2015年10月,中村渉,佐々木冠,野瀬昌彦

    学術書,共著

  • 日本語とX語の対照2-外国語の眼鏡をとおして見る日本語-,三恵社,2012年08月,笹原健,野瀬昌彦

    学術書,共編者(共編著者)

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総説・解説記事(速報、書評、報告書、記事他) 【 表示 / 非表示

  • 対照言語学者,英語教育を語る,彦根論叢(滋賀大学経済学部紀要)423号 (頁 210 ~ 211) ,2020年03月,野瀬昌彦

    その他,単著

  • Past tense and habitual forms in the languages of Madang Province, Papua New Guinea,Asian Linguistic Anthropology, The Proceedings of the Conference on Asian Linguistic Anthropology (頁 73 ~ 77) ,2019年12月,Nose, Masahiko

    記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ),単著

  • Folk Tales from Around the World: Amele-Tok Pisin-English multilingual book,Ms,2015年09月,Nose Masahiko, Neret Tamo

    その他,単著

  • Advantages of using parallel texts in describing the languages of Papua New Guinea, Proceedings of 12th International Language, Literature and Stylistics Symposium,2巻 (頁 709 ~ 711) ,2014年09月,Nose Masahiko

    記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ),単著

  • 800以上の現地語が話されるパプアニューギニア―変わりゆくアメレ語の村で,FIELD PLUS no.12,2014年07月,野瀬昌彦

    記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア),単著

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 第48回社会言語科学会,国内会議,2024年03月,2024年03月08日,ニューギニア系言語の話者は敬語を使うのか?ーアメレ語の場合ー,ポスター発表

  • The Conference on the Foreign Language and Culture,国際会議,2023年11月,2023年11月03日,Past tense in Pidgin English: a contrastive study in Asia-Pacific languages,口頭発表(一般)

  • The Conference on Asian Linguistic Anthropology (CALA 2023),国際会議,2023年05月,2023年05月16日,Future tense form among the languages on New Guinea,口頭発表(一般)

  • The third Cultural Linguistics International Conference (CLIC-2021),国際会議,2021年06月,2021年06月16日,Habitual forms and meanings: a cross-linguistic study,口頭発表(一般)

  • Sociolinguistics Symposium 23,国際会議,2021年06月,2021年06月10日,Vocative in Amele, Papua New Guinea,口頭発表(一般)

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • Association for Linguistic Typology,その他の役職,1900年

  • 日本言語学会,その他の役職,1900年

  • 社会言語科学会,その他の役職,1900年

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • ニューギニア諸言語における現実と非現実の意味と形式に関する統合的研究,基盤研究(C),2020年04月 ~ 2024年03月

  • ニューギニア諸言語の動詞形態調査-マダン州おけるテンス・アスペクトの記述-,基盤研究(C),2015年04月 ~ 2019年03月

共同研究希望テーマ 【 表示 / 非表示

  • 格標示の言語類型論的研究,大学等の研究機関との共同研究を希望する,共同研究

  • 時間,時間表現に関する調査,大学等の研究機関との共同研究を希望する,共同研究

  • パプアニューギニアのマダン州での各種調査,大学等の研究機関との共同研究を希望する,共同研究

  • 【キーワード】言語学/文法記述/社会言語学/言語類型論/パプアニューギニア

 

担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 言語学,2024年10月 ~ 2025年03月

  • 専門演習Ⅳ,2024年10月 ~ 2025年03月

  • 英語Ⅰa,2024年10月 ~ 2025年03月

  • 大学英語入門,2024年04月 ~ 2024年09月

  • 英語Ⅱ,2024年04月 ~ 2024年09月

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社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • パプアニューギニアにおける村落の開発支援,2023年08月 ~ 2023年09月

  • パプアニューギニアにおける村落の開発支援,2022年04月 ~ 継続中

  • パプアニューギニアにおける村落の開発支援,2019年08月 ~ 2019年09月

  • 子供会の活動支援,2019年04月 ~ 2020年02月

  • パプアニューギニアの村落支援・コンサルタント,2018年08月 ~ 2018年09月

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メディア報道 【 表示 / 非表示

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